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武笠さんの夜間飛行(ラジオ番組)

プロフィール
ラジオ番組「武笠さんの!(昼なのに)夜間飛行」のブログです。
FM甲府(76.3Mhz)
『CRYSTAL STATION』内のコーナー
毎週水曜日14:10(くらい)から14:30(くらい)
まで絶賛放送中!

*番組は2015年3月で終了しました。

(ブログ作成者)
山梨学院PB(パブリシティ)センター
web情報課 課長
武笠 和幸
E-mail: k-mukasa@ytos.ygu.ac.jp
ブログ・テーマ
コンセプトは「遊び心と好奇心」 普段の生活の中で何気なく見聞きする(心に映りいくよしなしごと)を、(そこはかとなく)こだわってみたお話と、ジャズを中心にしたお気に入りの曲紹介をしています。 「夜間飛行」のタイトルの由来は、大好きな作家、サン・テグジュペリの「星の王子様」と並ぶ代表作にちなんで。 彼にはとても敵わないけれど、大好きな星空の元、夜の空中散歩を楽しみたいと思っています。

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陽だまりの人を思う

2014.09.22 18:44 | 心象スケッチ | 投稿者:Mukasa

9月20日土曜日、今年も恩師の墓参り&クラス会が開催された。
恩師の葬儀をきっかけにして、一昨年、実に成人式以来25年ぶりに復活してから、今年で3回目。すっかり恒例になった感がある。
クラス会と言っても小学校、それも4年生時のクラス会というのは珍しいのではないだろうか?
まして小学3・4年時の担任の墓参りを兼ねてというのも。
たった2年の時を共有しただけの子どもたちが、三十数年の後も掛け替えのない仲間として毎年集うのは、他者からすると少し不思議な感じがするらしい。
ただそこには当事者である僕等しか分かり得ない思いがあるのも事実である。

約束の時間の待ち合わせ場所。
再会の戸惑いなどは皆無。一年の隔たりなど全くなかったかのように、普通に接し、普通に笑い合う。
いつものバスに乗って、いつもの席に陣取り、遠足のように大笑いしながら、いつもの停留所下車。
もうすっかりおなじみの道を進み、恩師の眠る寺へ。
花を備え、墓を洗って用意したカップ酒を2本、墓石に注ぐ。残りは皆で回し飲み。
各々思いを込めて線香を上げた後、墓前で一同満面の笑みの記念写真。
もうすっかり恒例になった風景だ。

往きとは逆の行程で戻り、駅前のファミレスでクラス会までの時間潰し。注文は皆ドリンクバーのみで談笑。店には迷惑な話だが、僕等には実に密度の濃い300円の価値と時間。
予定時間の少し前にファミレスを出て、クラス会の会場へ。
乾杯の発声を合図に、もう大騒ぎ。
仕事やら家事やら、それぞれの用事を済ませて合流した仲間たちも交え、笑ったり、歌ったり、語ったり、3時間あまりは一気に過ぎ去る。
その後、カラオケから3次会と流れ、飲んで笑って気が付つくと、既に深夜は大きく回っている。
今夜はこれにてお開き。皆握手して家路に帰る。また来年元気に再会することを誓って。

文字にすればたったこれだけのことだ。でもその時間の何と愛しいことか。
穏やかで、愉快で、優しくて、何の無理も何の苦しさも、作り笑いの欠片もない。心の底から楽しい時間。
明日からまた頑張ろう!そんなパワーも持ち帰るのは、僕だけではないはずだ。

僕等は恩師=彼に感謝しなくてはならない。教師からの薫陶などという高尚なものではないかもしれないが、陽だまりのような彼の人間性の影響を全身に浴びて僕等は過ごした。
何十年経とうと、その成分はまるでDNAのように体の芯に染み付いている。
大人になり一旦は途切れてしまった関係性を、自分が病魔に侵されることで取り戻してくれたのも彼だ。切ないが、そのことを彼は心から喜んでくれていた。
できれば存命中にしたかった・・・そんな悔いは当然ある。それでも何もなかった時代に比べれば、ずっとよいだろう。
仲間と酒を酌み交わしながら、僕はずっと思っている。
「僕の目を通して皆と共に楽しく過ごしてください」と。
だがそう思っているのはきっと、僕一人ではあるまい。

ファミレスから会場に移るとき、夕暮れ時の雨上がりの空に大きく奇麗な虹かかった。主虹と副虹がはっきりと二重に、少し残った雲に穏やかに力強く。
それぞれが笑って見上げ、そして写真を撮った。
思えば彼の通夜の直前にも、大きな虹がかかったのだ。
誰も口にしなかったが、きっと皆見上げながら、この集いの愛しさと、きっかけをくれた陽だまりの人を思ったに違いない。

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