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フォークランド紛争とイギリス(1)

2012.03.22 12:44 | カテゴリなし | 投稿者:根本秀節

 秀節は、時間があれば、「British Media Online」一覧表にあるイギリスの国内新聞に目を通すことにしいた。それには、イギリスの日刊、週刊を問わずに全国紙、地方紙、BBC 、ITN、ITVなどのテレビニュース、主要な雑誌などが含まれている。イギリス関連情報の宝庫といってよい。タイムズ紙は有料になったので、余り見なくなったが、ガーディアン、インディペンデント、テレグラフはできるだけ目を通すことにしていた。そうはいっても、相当の情報量であるため、じっくりと読むことは余りないのであるが、ともかく、それを習慣にしていた。
  いつものように、秀節はパソコンのスイッチを入れて、「お気に入り」に登録してある「British Media Online」をクリックし、2012年3月20日付のガーディアン紙(デジタル版)を見ていたが、ある記事に目をとめた。ガーディアンなどの世論調査によると、有権者の61%が「イギリスは、あらゆる犠牲を払っても、フォークランド諸島を守るべきだ」とある。続いて、詳細な世論調査の分析がされていたが、秀節が興味をもったのは、フォールランド紛争が30年前の出来事であったからである。
 1982年のフォークランド紛争。どこかにそんな名前の本を買った記憶があった秀節は、ペーパーバックの本棚をあっちこっち探してみた。元来、怠惰な秀節である。どこにあるのか分からない。しかし、確かにあったはずである。フォールランド紛争が終結したのが1982年の6月の初めであったから、8月ころであったろうか。本屋の名前は忘れてしまったが、トテナム・コート通り沿いの本屋で買ったはずである。それは本棚の端の奥のほうに眠っていた。コロネット社が出版したもので、Christopher Dobson, John Miller, Ronald Payne, The Falklands Conflict(1982)とある。薄汚れた213頁のペーパーバックで、紙も茶色がかって、ところどころシミができていた。パラパラのめくると、ブエノス・アイレスの雑誌に載った海賊の顔をしたサッチャー首相の白黒写真あった。内容は忘れてしまったが、読んだのであろう跡が残っていた。当時、秀節は、ロンドンに滞在していて、フォークランド紛争関係の新聞記事を切り抜いて集めていた。
 今、なぜか、サッチャー首相役を演じた女優がアカデミー賞主演女優賞をとった「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」が注目されている。秀節は、当時の新聞記事と本を手掛かりに、しばしの間、1980年代のイギリスに行ってみたいと思った。パソコンのキーをたたく手に、あっという間に銀色の糸が絡まり、秀節は過去に引き戻されていく(続く……)。

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