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鈴木 優典

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刑法担当。趣味は山歩きと写真。着任して以来増加の一途をたどった体重をさすがに気にして目下ダイエット中…だけど,増えたり減ったりが続く日々。少し減ったおかげで一時着られなくなったスーツが着られるようになったり…やっぱり,酒を慎んで,運動しろってことで^^;
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雑談をちょいちょい,勉強の話はちょっとだけ。

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(注意・16年の山行です!)遠い遠いトムラウシ山(4)

2017.06.19 18:03 | 日々々々山を想う | 投稿者:鈴木優典

(3)から続く

 

岩ガレた白雲岳を目印にひたすら歩く……ここで,アクシデント発生!

コケた!しかも,20kgくらい入っているザックでバランスを立て直せないまま,ガッツリ転びました。幸い外傷はなかったものの,右ふくらはぎの腱を伸ばしたかも……。

それでも,誰も助けてくれないので,ちょっと右足をかばいながら歩く。

 

 なんとか白雲岳分岐点に到着。リタイアするならここから小泉岳(2158m),赤岳(2078m)方面に向かって銀泉台に下りるしかありません。右足の腱が伸びた感はまだとれないけれども,とりあえず,すぐ直下の白雲岳避難小屋までいって,そこでひと息ついてから考えても遅くないと気を取り直しました。

 

 白雲岳避難小屋の近くには,ダイセツトリカブト。

 そう,あのトリカブト保険金殺人事件(古っ!…1986年です)のトリカブトです。

 もっとも,トリカブトは結構あっちこっちに自生しておりまして,山梨でもちょっと山の中に入ってやや湿ったところにはどこにでも見かけます(ほとんどヤマトリカブトです)。雁坂峠から道の駅みとみまで下りてくる途中ではトリカブトだらけだったりするのですが,「ああ,こんなに入手しやすい上に猛毒だから,毒矢とかで使ったのか…」と思ってみたりしたものです。山梨県内ではキタダケトリカブトという亜種が割とレアです(8月下旬から八本歯のコルあたりで見られます。草すべりのはちょっと背が高いのでホソバトリカブトかと)。

 

 とりあえず,白雲岳避難小屋のテン場に到着。ここで12:20頃。

 今日3回目の食事……といってもおにぎりを1個食べただけ。

 足の調子を見てみると,まあまあ歩けそう。地形図的にもこれからは緩やかなところに入っていくので,どうにかなるだろうと見込んで進むことに決める。

 

 ところで,これが白雲岳避難小屋。写真だと立派に見えますが,それほどでもありません。普通に小屋です。北海道の山小屋は小屋番がいない単なる避難小屋が多いのですが,ここは食事は出してくれないものの小屋番がちゃんといる山小屋。情報収集……要するに忠別岳避難小屋までどれくらいとか?を聞きに行きます。

 小屋番はかなり若い方でしたが,なにやら無線で下界とやりとりをしていました。交信が終わるのを待って聞いてみると,昨日の大雨のためあっちこっちの公道で土砂崩れが発生して,銀泉台が通行止めになっているとのこと。

 さっき白雲岳分岐点で銀泉台方面に下りてしまえば,下りてもシャトルバスがなくてニッチもサッチもいかなくなってたということなので,やっぱり情報は大切だなぁと感じました。

 忠別岳(1961m)まで3~4時間とのことなので,気を取り直して,予定通り忠別岳避難小屋に向かって歩きます。

 

 途中…

 チングルマのお花畑があったり,

 

 チシマノキンバイソウのお花畑があったりで,大雪はエリア毎に特定の植物が群生している傾向にあるようです。

 

 でもまあ,まっすぐ。登山道はひたすらまっすぐです。

 

 あちらこちらに高山植物の女王・コマクサが見られるようになっても…,

 

 まっすぐです。

 

 クマ出没中のため通行禁止の看板(下り方面)があっても,左手の断崖の下に大雪高原温泉沼を見ながら登山道まっすぐです。

 と,ここで誰にも会わないと思っていたら忠別岳方面から歩いてくる2人組。

 登山道の状況等々を聞いていると,忠別沼のところで子グマをみたとのこと。子グマをみたということは近くに母グマがいた可能性は高いのです。忠別岳避難小屋に行くには忠別沼を通る以外に道はありません。ザックの中から熊撃退スプレーを取り出して,いつでも使える場所に出したのは言うまでもありません。

 熊除けのために独りで唄を歌いましたが,「森のくまさん」だったのは失敗だったかもしれません。

 

 でも,道はまっすぐです。今日の目標の忠別岳は↑の写真の中央やや左上です。

 もっとも,ゆるーい登りで,昨日の大雨でかなりぬかるんでるところもありました。

 LOWAチベットは高めハイカットなので問題ないですが,ミドルカットの登山靴だと無理かなぁと思ったりしました。

 

 変化のない砂礫の登山道をただひたすらまっすぐ歩いて,ようやく30mばかりのちゃんとした坂の下り。下りきれば忠別沼(と忠別岳)。さきほど,子グマ目撃の情報を得たところ。景色はとてもキレイなのですが緊張します。

 

 幸いヒグマに出会うこともなく,登り返します。黒岳7合目からここまで9時間30分/17.9km,ぶっちゃけ疲れてます。ですが,忠別岳の頂上にたどり着くと……。

 

 こんにちは!

 

 シマリスさんが待っていたのでした。

 

 白雲岳避難小屋からここまでジャスト4時間。小屋番さん合ってましたよ。

 

 今日の宿泊地はアレ(中央の雪渓の左側)です。

 白雲岳の手前でコケて腱を伸ばしたやつ,平らなところと登りは大丈夫でしたが,ここで痛み出します。下りないことにはたどり着けませんので,右足をかばいながら下りますが,あまりはかどりません。地図上では45分くらいで下りられるはずなのに,70分かかりましたよ。故障はいかんです。

 

 17:30忠別岳避難小屋に到着。おそるおそるドアを開けてみると,真っ暗で誰もいません。どうやら,今宵は小屋を独り占めのようです。雪渓が水場になっているのでエキノコックスの汚染の可能性も低く(もちろん,念のため浄水器を通しました),なかなか良い小屋でした。

 時間も時間ですので,早々に夕食(カップ麺とおにぎり)を食べて,明日に備えて泥のような眠りにつくのでした。

 

 (5)に続く

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