1996年卒業 井澤 久さん
2010.09.05 14:00 | 頑張るYGU法学科生(卒業生編) | 投稿者:實川

頑張るYGU生(卒業生編)第2回は、
平成8年(1996)3月に山梨学院法学部法学科を卒業され、
現在山梨県庁にお勤めの井澤久さんです。
☆早速ですが、井澤さんは、どんな学生生活を送っていましたか。
正直なところ、とてものんびりとした学生生活を送っていましたね(笑)。
クラブ活動やアルバイトなどもしていましたが、「夢に夢をみている」というような、何かに頑張りたいけれど何に頑張っていいのか分からない、もんもんとしたモラトリアムの時期を過ごしてしました。
☆そうなのですか!最近では、クラブ活動にも入らず、アルバイトもあまりしない学生も多いので、ますます「何に頑張っていいのか」…という学生も多く見られます。ちなみに、クラブ活動は何をされていましたか。またアルバイトなどのエピソードがあれば、教えてください。
文章を書くことが好きだったので、クラブ活動は文芸部に所属し、3年生のときは部長を務めていました。クラブ活動の思い出としては、樹徳祭でたこ焼きの店を出しながら文集を販売したことや、部員同士でお酒を飲んで語り合ったことが印象に残っていますね。
アルバイトはいくつか経験しましたが、当時城東通り沿いにレンタルビデオや本を販売しているお店があり(現在はカラオケ店となっているところです)、その店員をしていたことが印象に残っています。仕事を通じて同年代の仲間が多くできて楽しかったですね。
☆勉強の方はどうだったでしょうか。大学時代、印象に残った講義、先生などがあれば、教えてください。
当時、山梨学院大学で労働法の教鞭をとっておられた山田創一先生が私の恩師です。
大学1,2年のときは、法律の学習が無味乾燥に感じられ、真剣に取り組むことができなかったのですが、大学3年のときに山田先生のいきいきとした講義と出会って、「目が開いた」思いがして(笑)、法律の学習のおもしろさを知り、その後ゼミにも入り、卒業論文も仕上げることができました。
☆いい先生にめぐり会えて良かったですね。それでは、公務員になるために、どんな勉強をされましたか。
私は学生時代は公務員志望ではなく、詩人やコピーライターになりたいと思っていましたので(笑)、公務員試験の勉強はほとんどしていませんでした。紆余曲折を経て、10年後、20年後を見通して仕事ができる行政の仕事に魅力を感じ、大学を卒業してからようやく通信教育で勉強を始めました。少し遠回りをしましたが、今の仕事に就いて本当に良かったと思っています。
☆え~そうだったのですか~!!差し支えなければ、紆余曲折の辺りをもう少し、聞かせていただけませんか。
よくぞ聞いていただきました(笑)。私は、以前は公務員だけにはなりたくないと思っていましたので、今の自分が不思議な感じがします。
大学3年の冬から就職活動が始まったのですが、先に話しましたように、私は自分のやりたいことがはっきりしておらず、ぼんやりとした憧れからマスコミ関係を中心に民間企業の就職活動をしました。就職活動の名のもとで、多くの企業を訪問し、多くの方と出会い、様々な話を聞かせてもらう中で、少しずつ自分の進むべき方向が見えてきました。最終的にはある企業から営業職の内定をいただきましたが、自分が一生をかけて行う仕事ではないと思い、辞退しました。当時は今と同じように就職超氷河期の時代だったので、今思えば勇気があったというか無謀だったというか(笑)思い切った決断をしたと思います。
流行や時代の流れを随時敏感に読み解いていくような仕事よりも、時代に関係なく本当に大切なものを当事者としてしっかりと社会に築き、支え、残していくような仕事を自分はしたいと思いました。卒業してから勉強を始め、当初は家庭裁判所調査官の仕事を志望しましたが、一本に絞ることは現実的に困難であったので、その後、幅を拡げて一般的な行政の仕事への志望に修正し、山梨県庁のほか労働基準監督官や国家Ⅱ種試験に合格することができました。その中で、地方自治体の仕事は今後ますますやりがいがあるだろうと考え、山梨県庁を選びました。
☆現在のお仕事はどんな内容ですか。
山梨県庁総務部の私学文書課という課の法制・訟務担当におり、新公益法人制度に伴う公益法人からの移行認定等の申請に係る業務や、県の条例・規則の審査などを行っています。学生のみなさんからすると、いかにも難しそうだなあと思われるかもしれませんが、確かにそれはそのとおりで(笑)学生時代にもっと勉強しておけば良かったと思うことがしょっちゅうですが、一方で大事な仕事を任せてもらえるという喜びもあり、とてもやりがいを感じています。
☆大変そうですね。中でも仕事での一番のやりがいは何ですか。
行政の仕事はどれも一人で出来る仕事ではないので、仕事を通じて多くの人と出会い、協力しあいながら進めていくのですが、目的としていたことが達成できて多くの人喜びを分かち合えたときや、漠然としていたことが多くの人の知恵を借りて形となって実施できたときにやりがいを感じます。
☆そうですか、やりがいのあるお仕事ですばらしいですね。他方で、仕事をする上で大変な点は何ですか。
常に勉強していかなくてはならない点です。ルーチンワークの仕事は少なく、行政の仕事は幅広いうえに人事異動が頻繁にあるため、勉強をしていく姿勢をずっと持ち続けていくことが大切だと思っています。
☆ところで、趣味は何ですか。
コーヒーを淹れてゆっくりと飲む時間を楽しむことです。忙しい中にもそのような時間をもつことを心がけています。あとは、登山を楽しんだり、お寺・神社巡りやおいしい喫茶店やカレー屋さん巡りなどです。
☆登山ですか~。山梨県のオススメスポットがあれば教えてください。
山梨県には、富士山を始め、八ヶ岳、北岳、甲斐駒ヶ岳など、すばらしい山がたくさんありますし、西沢渓谷などの自然豊かな観光地もたくさんあります。本格的な登山でなくても、ハイキングやキャンプなどの形でも構いませんので、是非、山や自然に親しんでもらえたらと思っています。
☆最後に、後輩である山梨学院大学の学生へのメッセージをお願いします。
夢をあきらめないでほしいと思います。人間の可能性はいつ花開くか分かりませんので、興味があることや、やってみたいことがあったら、「どうせ無理だから」「もう遅いから」などと考えないで、勇気を出して挑戦してみてください。人生に大切なのは、後悔しないことだと思います。学生時代に多くの経験をしながら、じっくりと自分と向き合って、一歩一歩目標に向かって進んでください。応援しています。
お忙しい中、丁寧にインタビューに答えてくださった井澤さん。卒業生で、実際に公務員をされている方のお話から、仕事のやりがいや大変さなどを垣間見ることができたのではないでしょうか。みんなも井澤さんに続くよう、頑張りましょう!!
井澤さん、ご協力どうもありがとうございました☆





