TOP > コミュニティ(学外開放サイト) > 山梨学院ボランティアチーム「ここから」 > 「震災から1年・・・今思うことメッセージ」のご紹介

「震災から1年・・・今思うことメッセージ」のご紹介

2012.03.31 00:00 | 活動紹介 | 投稿者:kokokara

3月頭に、「震災から1年・・・今思うことメッセージ」を募集させていただきました。
http://blog.ygu.ac.jp/seminar/kokokara/blog/archive/2012/03/021852185301.html
ここに、お寄せいただいたメッセージをいくつかご紹介いたします。

----------

まずは、「震災歌」として短歌に言葉を込めて下さったものです。


津波から逃れる術の「てんでんこ」三陸の知恵切なくひびく

放射能汚染に怒る「五円玉」農工水の業立ち行かぬ

原発を進めたる責め問わるなか憤怒の声のフクシマに満つ

被災地に賢治の心蘇り美(は)しき陸奥日本を鼓舞す

----------

続いて、震災を契機によく耳にするようになった「支援」や「絆」について思いを馳せられているメッセージです。


3.11後、価値観の変容を思う。
 
支援者は避難者安堵のため尽力する。
しかし、避難者の姿に心中深く救済を得るのは、
実際には支援者自身であろう。
 
他者の役に立ったと実感できる時、
人は生の実感を得る。
 
やや過言だが、
他者を利して初めて人は「生きた」と言い得る。
 
沈思し、微力を恥じつつ、傾聴を続ける。



絆―3.11後、頻繁に躍った文字、音声。
心身の極限状態にあって、たしかに、この絆は多くを救済に導いた。

しかし今はどうか。
人心は多様。価値観の押しつけは低次である。
絆も然り。

この青い惑星に人の生きる意味と価値、また、
幸福の真の姿こそが、
今改めて、本質的に 問われているように思う。

----------


また、「研究者」としての立場から、メッセージを送ってくださった方もいます。


福島原発事故以降、科学史研究者としてずっと考えてきたこと。
この惨事は「デカルト・ベーコン以来の近代自然科学思想の限界」を顕在化させた事件だと思う。
その思想とは、自己中心・人間中心主義や、自然を管理・支配する構想のこと。
これを契機として、時代精神や価値観の変容が望まれる。

では今後の時代精神となるべき科学技術思想・社会思想・生き方の哲学はどんな方向性か。
ひとつは仏教の菩薩の思想。言い換えれば「お先にどうぞ」の精神。
もうひとつは、一切衆生悉有仏性の世界観。
「共に生きる」調和の理念。
これらは、人生の根本原理、社会の基礎理念になりうる哲学だと思う。

----------

震災後1年を過ぎても「埋まらない時」について、以下のようなメッセージも寄せられました。


あの忌まわしい災害(3/11)は、被災者の時間を止めてしまった。

個人として大学時代の後輩を訪ねた昨年の5月、石巻の後輩kntは言っていた。
「あのときに、将来への時間を停めてしまった人が沢山います。
私自身も将来への時間を動かせないままでいます」この言葉は私くしにとって考えてもしなかった重い言葉でした。
その後気仙沼の後輩ysdも平静な態度を装いながら「天蓋孤独になってしまいました」っと言っていた。
一つの事件により失われた個人の痛みが、痛烈に心にしみます。

あれから一年が過ぎようとしていますが、止まったままの時間はいつまで止まり空白のまま時を刻むのか未だに判りません。
決して埋められない時間がそこにはあります。

----------



それぞれが迎えた震災1年後の世界。
ここから、何を考え、どう生きていくのか。
一人ひとりが「今を生きる当事者」として問われているのではないでしょうか。


メッセージを寄せて下さった方々に、改めて感謝申し上げます。

コメント

コメントを投稿する

ページトップへ

ブログ一覧ページへ

学科
法学科
政治行政学科
現代ビジネス学科
経営情報学科
管理栄養学科
キャンパス
カレッジスポーツ
学生チャレンジ
ランゲージオフィス(Language Office)
学生サービス
学園情報
山梨学院中学校・高等学校
山梨学院小学校
山梨学院幼稚園
コミュニティ
コミュニティ(学外開放サイト)

モバイル版

お使いの携帯電話からも覧いただけます。

http://blog.ygu.ac.jp/m/

Yamanashi Gakuin

Copyright(c) Yamanashi Gakuin University. All Rights Reserved.

Array