【2012/01/01】
カテゴリー:伊東洋晃(指導教員)
| 投稿者:Benjamin
皆様、 新年 あけましておめでとうございます。
指導教員の伊東洋晃でございます。旧年中は、私、ゼミ生ともに、大変お世話になりましたm(__)m
さて、今年は辰年っ!!
ということで、例によって、“辰”の字義を巡り歩きながら、2012年の私の抱負を申し述べ、新年の挨拶に代えさせていただきます。
“辰”は、蛤などの二枚貝が殻から足を出して動いている様を象った文字で、『釈名』には「辰は伸なり、物皆伸舒して出るなり」とあり、また、『漢書律暦志』では「動いて伸びる、整う」と解されているように、万物が春の陽気に誘われて動き出し、植物も形が整って活力が旺盛になった様子、言うなれば、これから新しい事物が生まれてくる準備が整った状態を意味するそうです。
また、“辰”の異体字を調べていきますと、「蜃の原字」といった記述に辿りつくのですが、この“蜃”とは、古代の中国や日本において“蜃気楼を生む”とされてきた伝説の生物で、巨大な蛤(『彙苑』、『史記』)、或いは、“龍”と考えられていたようです(『新日本伝説100選』)。因みに、“龍”の字義の一つに「輝く」という意があるのですが、“dragon”の語源とされる古代ギリシャ語の“drakon”は、「眼」や「鋭いまなざし」を意味する言葉だそうで、ここに、洋の東西の不思議な符合を見ることができます。
小生、本年を晨鶏(夜明けを告げる鶏)の年とし、与えられた機会に真摯に向き合い、「未熟」と逃げることなく、(細)腕を振るい、皆様との有り難いお付き合いを一層深めて参りたく存じます。